top of page

【新春番組2021:番外編5】地域おこし協力隊世話人インタビュー 矢田・長谷川明美さん

この記事は、令和3(2021)年1月1日にFMピッカラで放送されたラジオ番組「協力隊のいっぺこと話したい 2021新春スペシャル」のWeb限定番外編です。矢田地区の地域おこし協力隊・山田華緒李隊員の世話人である長谷川明美さんを広報担当が取材しました。

 

お話を伺ったのは

  • 長谷川明美さん(写真右、山田隊員の世話人。主婦)

  • 山田華緒李隊員(写真左、矢田集落地域おこし協力隊)

 
取材チーム、矢田屋の折り紙サークルに潜入
みんなでパーツを作り、山田隊員の前にあるような大きな作品を仕上げる

―初めて矢田屋に来ましたが、地域のお母さん方とおしゃべりしながら折り紙を折る、和やかな雰囲気ですね。この折り紙サークルは矢田屋の旧店主さんがしていたことを、山田さんが復活させたと聞いています。いつ頃復活したんですか?


山田:昨年10月からはじめました。10月は週3回、11月からは週2回行っています。矢田屋の営業中、好きな時間に来て、折り紙を折る会です。最近はみんなで協力して細かいパーツを作り、組み合わせて大きな作品にしています。


長谷川:折り方を知っている人が先生になったり、先生だったはずが人に教えてもらって生徒になったりしています。


―折り紙でできた大きなのれんがありますね。


山田:中通のコミセン祭りに出した作品です。これもみんなで協力して作りました。ありがたいことに「見たよ」と声を掛けられました。


長谷川華緒李さんの矢田屋開店記念のお祝いのれんです。私は小学生と年中の子どもがいるのですが、みんな折り紙にハマり、このパーツをお祝いのれんに使うことが分かって、たくさん作りました。


山田:内緒にされていて、サプライズでした。


知らない土地で頑張る姿がスゴい

長谷川さんのお子さんも、矢田屋折り紙サークルの一員ですね。長谷川さんはずっと矢田にお住まいですか?


長谷川:結婚を機に来て、今8年目です。普段は内職をしつつ、華緒李さんの世話人をしています。若い子が来るのは良いことですし、何か協力できればと思っています。


山田:積極的に矢田屋の活動に参加してくれるので、心強いです。

昨年11月のイベント時の矢田屋。大勢集まり、賑やか

―昨年9月に着任した山田さん。だんだんと矢田にも慣れてきたかと思いますが、長谷川さん山田さんにどんな印象を受けますか?


長谷川:知らない土地でいろいろな活動を頑張っていてすごいです。華緒李さんの一声で、矢田屋のイベントに40~50人が集まったのを見てすごいなと。昼間から夜まで、絶えず人が来ていました。


―まだ走り出したばかりの新体制の矢田屋、そして山田さんですが、これからどんな活動をしてもらいたいですか?


長谷川:地域のお母さんが集まる場はあっても、お父さん・おじいちゃんが集まる場がないと感じています。定期的にしているのは折り紙だけなので。男性向けの企画ができればいいですね。


―折り紙はもともとあったサークルですが、山田さんオリジナルの企画も考えていますか?


山田:私のやりたいことと、地域のやりたいことをすり合わせていくことが必要だなと思います。まだ考え中ですが、この冬もみんなが集まるイベントをできたらと思います。


長谷川:奥の方に前の店主さんが作った複雑な折り紙作品があって、スゴいなと。これもいつかは作ってみたいですね。それから、華緒李さんは学生時代の研究テーマでもある染物に詳しいから、みんなが矢田屋で見たり体験したりできるといいですね。一緒にやれば楽しいと思います。


山田さんは、いい子ですよ!

―ここで、折り紙サークルの常連お母さんたちにもインタビューしてみましょう。皆さん、折り紙はどうですか?


お母さんたち:複雑なものは難しい!何十年ぶりにやったわ。


山田さんとおしゃべりしますか?


お母さんたち:話しますよ!水曜日に集落センターでコツコツ貯筋体操をするんだけど、その時にも来てくれます。


山田さんはどんな人?


お母さんたち:いい子ですよ!優しくて、なんでも教えてくれるね。「ちょっとウチ来な」って言っても来てくれる。いい人が来てくれてよかったと思います。


長谷川:断ることができなくて、お話を続ける人と1~2時間ぐらいずっとしゃべっているよね。


山田:私もついつい楽しくなっちゃって(笑)。たまに散歩して、お話しすると、大体皆さん野菜をくれる。野菜をもらいに行った人みたいになってます(笑)。


長谷川:野菜がなくなったら散歩に行けばいいんじゃない?(笑) 集落を回って話しかけると、話したい人はいっぱいいるんですよね。若者がいない場所だし、いても家から出ない。回って声かけられて話すのが楽しいお母さんたちはいると思います。


矢田屋が子どもたちの遊び場になれば

―集落のお母さん方ともすっかり仲良しですね。長谷川さん山田さんが矢田集落も学区に含まれる中通小学校のボランティアをしていると聞きました。


長谷川:週に2~3回、朝、小学校まで子どもたちと一緒に歩くボランティアをしてくれています。私の娘も1年生ですが、一緒に歩いています。矢田以外に、中通や吉井地区の子、ママたちも顔を覚えていると思います。小学校のボランティアはお年寄りが多いから、若い子がついてくれるのは心強いですね。


山田:矢田屋が小学校の子どもたちのための遊び場になるといいなあ。


長谷川:矢田屋の裏の空き地が遊び場になればいいね。道路から離れていて、走り回って遊べる場所があれば、子どもを遊びに来させたいな。


―放課後の子どもたちが集まってくれると、うれしいですね。矢田屋は何時までやっているんですか?


山田:午後5時までです。常連のお母さんたちは午後3時半ぐらいに帰ります。そのあと、幼稚園ぐらいの子どもたちや小学生が来てくれます。うれしいですね。


長谷川:この辺りは、友達とどこかに遊びに行くことがほとんどないんです。家と家が遠いし、娘の同級生も離れたところにしかいません。だから、矢田屋が拠点となって、他の学年の子と遊べるようになればいいなと思います。


華緒李さんの活動が刺激に

―子どもからお母さん方まで、幅広い世代が集いはじめた矢田屋。今年の活動も楽しみです。最後に一言メッセージをお願いします。


山田:矢田の皆さんは本当に元気!


長谷川:私は結婚して矢田に来たけど、やっぱり車があると、矢田の外に遊びに出てしまいがち。正直、矢田屋の活動がないと集落のことや人を知らなかったです。華緒李さんや、もう一人の協力隊員である(野々垣)翔太くん、インターン生のような若い子と交流を持つことで、仲良くなれたことがたくさんありました。私もいい刺激になっています。

矢田屋の前で一枚。集落の拠点のひとつとして、進化中
 

目次

トップページ

番組本編

番外編

 

関連リンク

bottom of page