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【新春番組2021:番外編1】地域おこし協力隊コーディネーターって何?本人に聞いてみた―NPO法人aisa・水戸部智さん

この記事は、令和3(2021)年1月1日にFMピッカラで放送されたラジオ番組「協力隊のいっぺこと話したい 2021新春スペシャル」のWeb限定番外編です。番組収録後、地域おこし協力隊コーディネーターの役割について広報担当が取材しました。

 

お話を伺ったのは

水戸部智さん(NPO法人aisa理事長)








 

―いきなりですが……「地域おこし協力隊コーディネーター」としてaisaの皆さんが活動されていると聞きました。コーディネーターって、何ですか?


水戸部:隊員・地域・行政をつなぐための、いわば潤滑油のような存在です。


―潤滑油?


水戸部:コーディネーターは、隊員・地域・行政、それぞれの思いを確認しながら、三者がひとつの活動体として正常な状態を維持できるようにメンテナンスするような役割です。隊員が地域と行政の間で板挟みになり、両者からの期待や要望に対しうまく活動できていないときに、活動が円滑に進むようにサポートします。うまくいかないところをどう修正するか、そもそもネックなのはどこか。第三者の視点から確認、サポートします。


―コーディネーターは何人いるんですか?


水戸部:隊員ひとりにつきコーディネーターひとりがついているので、今4人です。僕は岩之入地区の坪井くんを担当しています。隊員・地域・行政で定期的にミーティングを行うのですが、そこに参加して状況を確認しています。


―水戸部さんはコーディネーターとして協力隊に関わっているわけですが、協力隊はどんな存在だと思いますか?


水戸部:協力隊は、特別すごい存在ではないと思います。でも、地域からは活躍を期待される。隊員にはギャップがあるんだろうなと感じます。その一方で、彼らは「ただの市民」ではありません。「制度として雇われている市民」ですから、ただ暮らせばいいというわけではなく、成果を出さなくてはならないはずです。


―難しいところですね。


水戸部:僕は、協力隊の制度は移住定住策ではないと思っています。協力隊は、地域に変化をもたらし、新しいインパクトを生み出す制度。何かしらのアウトプットが必要です。そのアウトプットと向き合うのが隊員の大変なところです。


―そんなときに、コーディネーターの皆さんのサポートがあるというのは、心強いですね。最後に、今年協力隊に期待することを教えてください。


水戸部:隊員の任期中にやりたいことが具体的に動き出すことです。


水戸部さんから、コーディネーターの役割を教えていただきました。今後の協力隊の活動も、地域・行政、そして潤滑油であるコーディネーターとともに歩んでいきます。


 

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