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看護師は大変な職業だけど、人とたくさん関わることができる

看護師を目指し今春、独立行政法人国立病院機構新潟病院附属看護学校(以下、「看護学校」)に入学した石井さん、池田さん、浅賀さん、。

小学生の時には、看護師になることを決意した3人のスクールライフに迫りました!(取材:2021年7月)


interviewees profile

石井 美咲(いしい みさき)さん 写真左

柏崎市出身・在住、車通学。


池田 絢音(いけだ あやね)さん 写真中央

上越市出身・在住、電車通学。


浅賀 凜(あさか りん)さん 写真右

柏崎市出身・在住、車通学。



独立行政法人国立病院機構新潟病院附属看護学校ってどんな学校?


柏崎市赤坂町に立地する3年制の附属看護学校。

将来の国立病院機構の医療・看護をリードする看護実践能力を持つ看護師を育成している。 学校が新潟病院と隣接しているため、常に医療現場のそばで学習できる。看護教員だけではなく、医療現場で働く医師や看護師なども講師・指導者として学生の指導・育成にあたる。

徒歩圏内に赤坂山公園があり、自然に恵まれた静かな環境の中、勉強に集中できる。

学校外観

学生寮

遠方出身の学生に配慮し、男女とも入居可能な完全個室の学生寮を完備している(2017年に改築)。

施設実習の際は、専用のバス、タクシーでの送迎がある。

看護師国家試験合格率は、2019年度卒業生100%、2020年度卒業生97%。

就職率は、2019年度卒業生100%、2020年度卒業生100%。




進路選択までのお話

小学生の時には、看護師を目指していた

―看護師を志したきっかけは?

池田さん

池田幼少期、肺炎で病院に入院しました。その時に、自分のケアを一生懸命してくださる看護師に、すごく憧れを持ちました。小学1年生の時には、看護師を目指そうと思いました。看護師の職業について調べていくうちに、看護師になりたいと強く思ったんです。


浅賀兄の体が病弱だったので、私が医療の知識を身に着けて支えたいと思ったことがきっかけです。看護師になろうと思ったのは、小学1年生のころです。


石井3歳のころ持病で新潟病院に入院していました。将来の夢を考えるときに、自然と看護師になりたいと思いました。決心したのは小学6年生のころです。


―なぜこの学校を選んだの?

石井さん

石井新潟病院に通院しているときに附属の看護学校があると知り、興味を持ち始めたことがきっかけです。


浅賀実家から通える距離だったし、地元に貢献したかったからです。


池田実家(上越市)から通える距離だからです。それと、学校のポリシーである「患者さんの立場に立つ」という考え方が自分の目指す看護師像と一致していたからです。


―学校生活で「患者さんの立場に立つ」を実感したエピソードは?

池田演習をする際に、看護師役をやるだけでなく、患者役もすることで、患者さんの気持ちを知ることができ、患者さんの立場になって技術を学ぶことができました。


―卒業しても市内に就職する気持ちはある?

浅賀さん

浅賀はい。地元で働きたいです。


―看護師を目指すことについて、親からは反対されなかった?

3人:反対されず、むしろ賛成でした。


―なぜ、反対されなかった?

池田⺟も学⽣の頃に看護師を目指していたからです。諸事情があり、残念ながらその夢は叶うことはありませんでしたが、だからこそ私が看護師を目指すということに賛成してくれたのだと思います。⺟の夢も背負って看護師になろうと思います。


浅賀私の兄は⽣まれながらにして病弱のため、過去に何度も⼊退院を繰り返していました。その時看護師さんが親⾝に寄り添い⽀えてくれた姿に惹かれ、ぜひ看護の道に進んでほしいと両親は願っていました。そのため私が看護の道に進む決断をした時はすごく喜んでくれました。

また、今はコロナの影響で看護師不⾜なので看護師になり⼈の役に立ってほしいと応援してくれています。



学校生活のお話

1年時から演習があるので、技術も身に付けられる

ー学生生活について、入学する前にイメージしていたものと、実際のギャップはありましたか?

池田体の構造や仕組みを知る授業などを行うのは知っていたんですが、早い段階からたくさん演習ができるとは思いませんでした。授業と演習が同じくらいの頻度で行われるので、知識と技術が同時に身に着けていけることに驚きました。


浅賀演習の最初のイメージは、看護師役側だけと思っていたんですが、実際は、患者役もあり、患者さんの気持ちを知ることができました。


石井勉強しないと置いて行かれるし、思っていたよりも勉強内容が難しくて衝撃的でした。自習で行き詰まった場合、まず友人に聞き、それでも分からなかったら先輩に聞き、それでも分からなかったら先生に聞いて解決するようにしています。同じ高校出身の先輩もいて、聞きやすいんです。

ベッドメーキングのテストに向けて、練習中

ー看護学校の魅力は?

池田授業内容が充実していて面白いです。講師は新潟病院の医師・専門職の方なので、実際の詳しい症状や症例を基に授業を聞けます。また、柏崎総合医療センターの院長先生、副院長先生の講義などもありますよ。


浅賀先生が親身になってくれるところです。担任が3人(通常は2人)もいて、勉強で行き詰まったときに質問しやすいです。


ー入学前の学校への期待と、入学後の現実は、何か変わった?

石井大学に近い感じを想像していましたが、クラスがあり、自分の指定席があります。勉強する内容は違っても高校と近い環境で良かったです。


ー上下関係はどんな感じ?

3年生は、就職活動中でピリピリしている感じ。だけど、華があって目指すべき姿だと感じます。廊下ですれ違った時、私服姿でも雰囲気がりりしくて3年生だと判るんです。ナース服を着ていると本物の看護師さんに見えます。

2年生は優しいです。



柏崎での生活のお話

夕日を見ながら友人とおしゃべり

ー柏崎市のお気に入りの場所は?


3人:オムライスがおいしい洋食屋さんです。


石井浅賀海です。夕日など、景色を見ながら友人と話します。


石井ラーメン屋さんです。お手頃価格のラーメン屋さんもありますよね。


浅賀カフェによく行きます。


写真左:1年生の担任・髙梨先生

―運転して通学することが楽しいと聞いたが、通学中に見る景色でお気に入りの場所は?

石井新しい家が建っているなどのちょっとした変化を見つけるのが楽しいです。


髙梨先生:ちょっとした変化に気付けることは看護師にとって一番大切な感性。患者さんのちょっとした変化に気付くことがとても大事なんです。


ー上越と柏崎の海の違いは?

池田柏崎市の方が海水浴向けに整備されていると思います。



看護職を志す方へのメッセージ

まずは一歩踏み出して

ー看護職を選択しようか進路に悩む高校生や看護職を目指している人へのメッセージを

池田コロナ禍による看護職のニュースを見て大変そうと感じる人もいるかもしれませんが、同じ症状の患者さんでも1人1人個性があって、そのような人たちと接することにやりがいを感じられる職業です。

大変な職業だと思うけど、人とたくさん関わることができます。迷っていたら一度学校説明会などに来てほしいです。


浅賀演習などで自分がやったことに対して喜んでもらえることにやりがいを感じます。人の役に立ちたいけど、何をやったら良いか分からないという人は、一歩踏み出してほしいです。


石井看護職は将来的にも無くならない仕事です。日々機械技術が進歩していくが、看護職は、まだ機械でできるような仕事ではないので、そのような視点から看護師を自分の職業の視野に入れるのも良いと思います。


石井さん    浅賀さん    池田さん











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