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“ラジオパーソナリティーとして柏崎市の魅力をたくさんの人に伝えたい”



地域おこし協力隊

佐藤 友理(さとう ゆり)さん


【Profile】平成4(1992)年生まれ。柏崎市出身。

市内の高校卒業後、歌手を目指して上京。2人組のダンス&ボーカルユニットとして活動する傍ら、ラジオパーソナリティーとして番組に出演してきた。離れていたからこそ気付いた柏崎市のいいところを広く知ってほしいという思いで、令和4(2022)年10月からFMピッカラに所属し柏崎市地域おこし協力隊として活動中。


佐藤さんは20歳頃に一度柏崎市を離れていますね。柏崎市を離れた理由はなんでしょうか。

柏崎の高校生で、漠然と柏崎市から出たいと思っている人は多いと思うのですが、私の場合は歌手になりたかったというのが理由です。

子どもの頃から歌が好きで、高校生の時、歌手になりたくてオーディション雑誌を探しましたが、市内ではどこにも売っていませんでした。テレビのオーディション番組は再放送で、私が見る頃には募集が終了したものばかり。このままここにいては歌手になれない、夢は叶わないと思い、出るなら東京と決め、高校卒業後アルバイトでお金を貯め、成人式のすぐ後に柏崎を離れました。


東京でライブをしたりラジオに出演したりされていた中で、Uターンしようと思ったきっかけは何ですか?

大きなきっかけはなく、いろいろな要素が組み合わさったのだと思います。私はダンス&ボーカルユニットとして活動していたのですが、新型コロナウイルスが流行し始めた頃から、ライブ活動は全て中止。同時にアルバイト先も休業となり、家にいる時間が増えました。高校を卒業してからずっと夢のために走ってきましたが、ここで立ち止まったことで、今後のことを考えるようになりました。

柏崎を離れてから10年近くが経ち、その間にライブ活動と並行してラジオ番組に出演していましたが、柏崎のことを話しても知らない人ばかりです。柏崎には花火はもちろん、ほかにもいい所がたくさんあるのに知られていないなと思うと寂しくて、自分の中で柏崎への思いがだんだんと強くなっていた時期でもあったと思います。その時にふと柏崎に戻りたいなと思いました。

けれど、東京でやってきたことを全部やめなければいけないとなるとやはりためらう気持ちが強くて。そんなふうに悩んでいた時期にFMピッカラの地域おこし協力隊の募集を見つけました。協力隊になれば柏崎でラジオの仕事を続けられる、東京での経験を生かしていけるということで、大げさかもしれませんが、これは運命だと思いました。


その後、柏崎コミュニティ放送に採用され協力隊となられましたね。久しぶりの柏崎市での生活ですが、離れた当時との変化を感じますか?

イメージは変わっていないですね。私は自然、特に海が好きで帰ってきたときには必ず行っていたのですが、変わっていないので安心できます。この安心感が、東京にいたときに求めていたものなのかもしれません。

お店とかは結構変わっているんですかね。高校生の頃って行動範囲も狭くて決まった所にしか行かないので、実はお店とかほぼ知らないです。なので、自分の中では変化というよりは「こんなお店があったんだ!」という新しい発見になっています。

柏崎に戻ってから新しい出会いもたくさんありましたし、自分の方が変化していると思います。


柏崎市での普段の生活はどんな感じですか?

平日は毎日FMピッカラに出社して仕事をしています。休日は生活用品の買い出しに行ったり、友人と一緒に食事に行ったり、飲みに行ったり。先日は昔からある家の近くの居酒屋に連れて行ってもらいました。私は初めて行ったのですが、魚料理がとてもおいしかったです。お酒が飲める年齢になったからこその楽しみ方だと思います。

これからはいろいろなイベントやお祭りなどにも参加したいです。



普段はお仕事が中心とのことですが、FMピッカラでの仕事は大変ですか?

すごく大変です。東京でもラジオパーソナリティーをしていましたが、トークが中心だったため発声や原稿の読み方などの基礎的なところから教えていただいています。先輩パーソナリティーの皆さんをお手本に頑張っていますが、癖などは直すのが大変で苦労しています。まだまだ学ぶことの方が多くやりがいを感じるまでに至っていませんが、今後どんどんできることが増えていくと思うので、期待感は大きいです。

柏崎の人たちの優しさにもとても助けられています。自分でアポイントメントを取って取材をするのも、FMピッカラで働くようになって初めての経験なのですが、取材先の皆さんがとても優しくて。どこに行っても温かく受け入れてくださるので、本当にありがたいと思います。改めて感謝の気持ちでいっぱいです。今後もよろしくお願いします。




写真左 先輩パーソナリティの髙橋 裕美(たかはし ひろみ)さん

写真右 佐藤さん


佐藤さんは地域おこし協力隊でもあるわけですが、今後の活動方針などがあれば教えてください。

まずはラジオパーソナリティーとして一人前になりたいです。4月からは朝の番組を週2日担当しています。多くの人から聞いていただき、メッセージなどをもらえると嬉しいです。

今後はSNSやユーチューブでの魅力発信にもチャレンジしたいと思っています。県外の人たちにも柏崎の魅力を知ってもらいたいというのが私の強い思いでもあるので、時間はかかるかもしれませんが頑張りたいです。

もちろん、市内の皆さんからも見ていただき感想など頂けると嬉しいです。


最後に佐藤さんの柏崎市でのお勧めの過ごし方を教えてください。

お勧めは海ですね。砂浜に座って音楽を聴きながら1時間くらいずっと海を見ているだけなのですが、特に悩んでいるときなど、とても癒されます。ありきたりですが、自然の偉大さを感じると自分の悩みをちっぽけに感じます。ちょっとした寂しさなども癒してくれるので、ぜひ海に行って癒されてください。

あとは、いろいろな所に足を運んでほしいと思います。私も帰ってきて初めて知ったのですが、市内にはいろいろな活動をしている面白い人がたくさんいらっしゃいます。新しい出会いがあると日常がもっと楽しくなると思いますので、自分の日常から一歩踏み出してみることをお勧めしたいです。







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